大陸からやってくる黄砂

kousa2出典:環境省HP

中国大陸からやってくる黄砂とは

黄砂とは、中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などから、風によって数千メートルまで巻き上げられた細かい砂や鉱物粒子が、偏西風に乗って日本に飛来する現象です。

春先に、大気が黄色っぽくかすんで見えますが、それが黄砂です。

黄砂は日本全国で観測され、時には車や屋根にうっすらと黄色っぽく降り積もっています。

スギ花粉も大量だと同じようになりますから、どっちなんだ?と思うかもしれませんね。

黄砂は自然現象ですが、このところの農地転換や土地の砂漠化などが拡大して、人的な要因もあると言われています。

黄砂は人体に影響がある?

以前にも増して量も増えていると言われる黄砂ですが、人体に影響はあるのでしょうか?

黄砂は細かい砂や鉱物の微粒子です。

風で巻き上がった砂ぼこりですから、大量に吸い込むのは良くはないでしょう。

「黄砂」は日本に到達するまでに2000km以上の距離を移動しますが、その途中で発生源の異なる物質と混じり合ったり、大気に含まれるガス類と反応を起こしたりして性質が変わると言われています。

ましてや大気汚染が深刻な中国を通過しますから、まったく影響がないとは言い切れないのだそうです。

そう考えると、中国のPM2.5などの大気汚染のニュースを見ている限りでは、怖い存在なのかも知れません。

黄砂はいい面もある?

車や洗濯物を汚してしまう黄砂ですが、酸性雨と交わると、酸性雨の汚染物質を軽減すると言われています。

え?と思ってしまいますよね。

また、黄砂によって運ばれる鉄分が海に降り注ぐと、植物プランクトンは活性して動物プランクトンも増え、食物連鎖にはいい影響を与えているのだそうです。

一部汚染物質をも巻き込んで運んでくる黄砂は、汚染物質も軽減し、海洋にも影響をするという二面性をもっていると言われています。

大昔は「春霞」のようなとらえ方をしてやり過ごした黄砂も、今は健康や大気汚染も起こし得る存在になってしまったようです。






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