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大気汚染からくる酸性雨

大気汚染からくる酸性雨 | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

酸性雨とは?

酸性雨とは、通常PH5.6程度の弱酸性に保たれている雨が、石油などの化石燃料による燃焼から発生した硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込むと、PHは5.6以下となり強い酸性なります。

これが酸性雨と言われるものです。

霧の場合は酸性霧(さんせいむ)、雪の場合は酸性雪(さんせいせつ)と呼びます。

いわば、人的要因がからんだ大気汚染の結果と言えるかも知れません。

酸性雨は昔からあった

酸性雨の存在は、産業革命のピークにあったイギリスですでに取り上げられていました。

1950年代のイギリスで、川の魚が大量に死んだりする事があり、調べてみると、雨水のPHが4~5(PHは低いほど酸性が高い)と言う高い酸性だった事が原因だとわかりました。

酸性雨が降ると、流れ込んだ沼や湖を酸性に変え、魚が死んだり、森の木を枯らしてしまう事があります。

ドイツではこの酸性雨による立ち枯れが問題視されています。

立ち枯れは日本でも起こっていて、群馬や神奈川で確認されていますが、これは酸性雨と物な要因も絡んでいると考えられています。

このような立ち枯れを起こすため、ヨーロッパでは酸性雨を「緑のペスト」と呼んでいます。

出典:日本水処理工業株式会社 

酸性雨への取り組み

日本では、環境庁が昭和58年から全国規模の酸性雨調査・研究・対策を行なっています。

ですが、近年、中国や東南アジア諸国の近代化による酸性雨原因物質の排出量が大幅に増加していて、日本への影響も心配されています。

イギリスで最初に観測された酸性雨は、他国に原因があったので、遠い外国だからと言っても影響がないとは言えないのです。

調査では日本で観測される大気汚染物質のうち、なんと49%が中国起源のものとされています。

日本から排出されているものの2倍以上と言うデータがあると言われています。

今は外国と連携しながら問題に向き合ってはいますが、世界的に広がる大気汚染は、対岸の火事ではなく、対岸から飛んで来る火の粉なんですね。






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