普通のラジオで簡単受信!災害FMとコミュニティーFM

cfm-antena出典:クリエート・デザイン(株)http://www.cd-corp.com/g8.html

コミュニティーFMとは?

コミュニティーFMとは、通常の県単位広域FMより出力の小さい、市町村単位の小規模なFMラジオ放送です。

地域密着がテーマでもあるため、地区の話題などが多いのも特徴で、出力が20W程度と小さいために聴取範囲は開局している市町村範囲程度です。

自主制作番組のほか、ミュージックバードなどの番組を組み込み放送しています。

災害時に臨時的に自治体が開局する「災害FM」がありますが、コミュニティーFMも災害時には素早く災害放送局にスライドできるシステムを作っています。

被災地のコミュニティーFMも、震災時は特例により通常の出力より高い出力で、地域の情報を流し続けていました。

東日本大震災以来、この「臨時災害FM」は被災地で多く開局され、2015年12月現在でも放送を継続している局もあります。

最近では、2015年9月の茨城県常総市の大水害では、役場も被害を受けたのにもかかわらず、なんと災害から4日後には、地元コミュニティーFMの支援で災害FMの放送を開始しています。
(災害FMの場合、放送免許は特例ですぐに許可されます)

ラジオでもネットでも聴けるコミュニティーFMと災害FM

運営母体や形態が違っても、どちらの放送局も地域密着が根底にあるため、広域放送には出来ない地区のピンスポット情報を聴くことができます

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東日本大震災時も、地域の被災情報や避難所、役場からのお知らせなど流し続け、地域住民や市民からとても感謝されたと聞いています。

今では、ほとんどのコミュニティーFM、災害FMが、ネットラジオを通しPCやスマホで全国で聴くことが可能です。

全国のCFMが聴けるネットラジオ「リスラジ」

東北から避難した方たちが、ネットを通じて地元ラジオを聴いている話はたくさんあります。

苦しい運営でも伝える大切さがある

100%自治体が予算を出す災害FMは、被災した東北3県でも補助金打ち切りにより、まだまだやれるとスタッフが思っても閉局になっているのが現実です。

かといって、コミュニティーFMにスライドして民間営業が出来るかと言えば、とても難しく、実際の営業放送をしているコミュニティーFMでさえ、ぎりぎりの予算で運営しているのです。

cfm出典:女川さいがいFM http://onagawafm.jp/

災害では、地元の情報がとても大切になってきます。

災害放送をする側も聴く側も、「伝えなければならない事」が、このような地域密着放送には存在しています。

皆さんもぜひ、日頃から地域情報を発信する災害FM・コミュニティーFMを聴いてみて下さいね!






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