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外に出たら敵がいると思え!海外在住者の防犯の心得
欧州在住、35歳の主婦です。
日本国外に在住歴は10年以上、よく「日本もぶっそうになってきた…」とは言いますが、私が在住している国に比べればまだまだ、非常に治安が良いと思えます。
小さな地方都市に住んでおり、大都市に比べるととてものんきだと皆が表現するのですが、ごく普通に生活していても、暴力や誹謗中傷・窃盗・テロなど、そういった犯罪に対する防犯意識なしにはやっていけません。
自分と家族の身を守るために、私が実践している防犯の心がけをいくつかご紹介します。
もちろん日本国内においても応用できる対策ですので、ぜひ実践してみて下さい。
防犯対策1:外出は時間帯を選ぶ
基本的なことですが、どんな国でも夜間の犯罪率は上昇します。
反対に、酔っ払いや不良が活動をおさめる早朝ー午前中というのは、比較的問題を避けやすい時間帯です。
防犯の観点から、自分の外出する活動時間帯も、できれば日照時間に一緒にあわせるのがよいでしょう。
さらに、昨今活発になっているテロ活動を回避する観点から、イベントや買い物などは混み合う時間帯を避けるのが基本です。
防犯対策2:危険地帯をマーク
日本も繁華街などは犯罪の温床となりやすい、と言われています。
欧州にはさらにスラム街も存在し、貧困にあえぐ外国人排斥者が多く集まる地域とも言えます。
防犯を考えるなら、このような危険地域はきちんと把握し、避けて通ることが必須です。
実際に下車せずとも、スラムや危険地帯を通る公共交通機関ルートもできれば避けたいものです。
防犯対策3:自分がターゲットになりやすいことを意識する
私は当地では外国人女性であり、非常に小柄という外観的なハンデがあります。
つまり、暴力や誹謗中傷の対象になりやすいのです。
不本意ではありますが、これはしかたがないことですので、常に10メートル範囲に目を配るような癖をつけています。
防犯の意識がある人とそうでない人というのは一目瞭然で、他人にすきを見せないというのはとても大切なことです。
防犯対策4:居住地域をよく選ぶ
物価・市税・土地代の高さなどをよく見て、安すぎない環境に住まいを据えるのも大切な防犯対策です。
前述したスラム街などからは、できるだけ離れた地域を選ぶべきでしょう。
挨拶のかけあいだけでも、ご近所づきあいをしておけば、かなり有効な防犯対策となります。
防犯対策5:武道を実践する
日本でしていた武道を、現地の道場に通って続けています。
これは地元の人とつながりもできますし、交流が豊かになるという面でもいいのですが、防犯対策でもあります。
もちろん、襲いかかってきた暴漢をやっつける、ということは想定していません。
緊急事態に直面した際、できる限りの冷静さを保って避難する・対処することを可能にするための、精神修練です。
このように、日常生活に「防犯対策」がしみついてしまっているためか、私はよく「肩に力が入っていますね」と色々な人に言われます。
ここは異国で、外に出れば何人もの敵がいる、という意識から常に警戒心を持っているということでもあります。
もう少しリラックスして、平常心にて防犯対策を維持するのが、私の目下の目標であると言えます。
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