空き巣の手口さがり蜘蛛とは | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

空き巣の手口に「さがり蜘蛛」と言われるものがあります。

マンションの屋上からロープを垂らし、それを伝ってベランダに降りて窓から侵入する空き巣の手口のことです。

高層階は人の目もあまりなく、まさか入られないだろうという心理を逆手に取った大胆な犯行です。

蜘蛛がするすると糸を垂らして降りて来るさまに例えているようですが、このように高層階での犯行は、よほど練れていないと行えませんし、ロープワークも知識がないと出来ませんから準備も周到だという事でしょう。

さがり蜘蛛のような空き巣は、ベランダの窓に降りて犯行に及びます。

最上階から下３階までののベランダが狙われやすいと思われますので、このような階のベランダは、施錠は必ず忘れないようにする事です。

また、万が一に備えて、防犯フィルムなどの対策もしておくことをおススメします。

さがり蜘蛛のような空き巣は、ある意味自分も危険であるため、住人が１００％留守だと確信しないと犯行には及ばないでしょう。

そのため、住人の行動を監視していることも考えられます。

そうしたことも考えて、不審な人物などを見かけたら十分な注意をした方がいいですね。

隣近所となかなか顔も合わせないようなマンションやアパートでは、どんな人物が住人かわからない事もありますからなおさらです。

工事の格好などしていれば、よけいに判断できない場合もありますから注意です。

マンションの場合、ベランダが続いている同一階の部屋が一度に被害にあうことがあります。

最初に入った部屋から、ベランダを伝って移動できるために、一度に同一階が被害にあってしまう事があるようです。

さがった蜘蛛が今度は横移動するわけです。

実際にこのような事案も報告されているようですから、窓やドアの防犯対策は高層階でも油断せずにしっかりとしておくことが大切です。

空き巣被害の侵入手段は無施錠が43％　ガラス破りが23％となっています。

無施錠などの油断からくる被害がとても多い事がわかりますね！

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