【防災口コミ】乳児がいる家庭で必要な防災グッズについて
東日本大震災から防災の大切さを今一度見直されている家庭は多いと思います。しかし家族構成や家族の年齢なども毎年変わってくるので、その都度防災グッズの見直しは必要になってきます。基本的な防災グッズの一覧は多くの場所で配布されているのでそちらを利用して揃えている方もいると思います。今回は東日本大震災の時に乳児を抱えた状態で避難所生活を半月送った私の勝手なセレクトになりますが、小さなお子様のいる家庭での防災グッズであったら便利だったというアイテムをご紹介します
【ガソリン半分以上の車】
徒歩での避難が前提の地区もあるので一概には言えませんが、家から近くに高台があり車での避難が可能な方は車での避難は重要になります。避難所で乳児を抱えた家族のスペースや環境はないと思って下さい。ただでさえいつもと違う環境に子供は敏感に感じ取り夜泣くことも多いでしょう。イライラした大人たちに廊下で寝かせつけろと怒鳴られることもありました。車は子供を雑音から遮断し母子共に安心した空間を作ることが出来ます。情報はラジオで確認できますし歌を歌ってあげる事も出来ます。状況を確認後、思い切って遠く離れた隣県にだってお風呂に入れに行くことだって可能です。震災直後はガソリンが貴重品ですので常に半分を切る事のないようにこまめな給油を心がけたいものです。勿論、平野の沿岸部で津波の恐れのあるご家庭の方は無理なので、せめて大き目のバスタオルと洗濯バサミを持参し、避難所での小さい空間を作ってみてください。授乳やおむつ替えの際に役立ちます。
【保温ポットとガーゼ】
こちらは防災グッズの二次持ち出し品として考えていただけたらと思いますが、特に忘れずに入れておきたいアイテムです。避難所でのお湯は水以上に貴重品です。乳児にはお湯が非常に必要でお風呂に入れない子供の為に保温ポットにお湯を分けてもらい紙コップにお湯を分けガーゼで身体を拭いてあげました。顔を拭いてあげるとお湯の暖かさに子供も目を細めて気持ちよさそうでした。たまには大人にも。
【親の写真入り名札】
こちらも非常に重要です。配給を取りに行っているすきに子供がどこかに行って迷子になった場合など活躍します。うちではそのようなシーンはなかったのですが、残念にも助かることのできなかった方で名札が判別する手掛かりになったという話も聞きます。大人も子供も家族写真を添えた名札を供え、家や車の中、バックの中など防災グッズとして用意しておいてほしいアイテムです。
他にも色々とありましたが今回はこの3つを防災グッツとして紹介しました。災害はいつ来るかわかりません。親になったからには子供の為に防災知識と防災への備えをしっかりと持つ必要があります。親の備えが子供の備えです。防災グッズで安心を得られるように日頃の備えを大切にしたいですね。
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