火山灰による健康被害と対策kazanbai

火山灰の被害と対策

火山による噴石や火砕流災害に加え、火山灰の被害も大きいと思います。

火山灰は広範囲に流れて、農作物被害や交通被害をもたらすばかりか、人や動物の健康にも被害が出てきます。

火山灰とは、火山から噴出される直径2mm以下の細い粒をいい、主に火山ガラスや鉱物結晶、古い岩石の破片などから構成されています。

現在の降灰被害の情報は、範囲だけではなく降る量も予測値として出されるようになりました。

噴火直後の降灰からの健康被害を軽減するためにとる対策を調べました!

降灰被害と予測による対策

降灰の被害は

・視界不良による航空機や鉄道、車の交通困難やスリップ事故
・火山灰の重みによる電線損傷や農業ハウスの倒壊
・降灰による商品価値の下落
・火山灰を吸い込むことによる気管支炎などの健康被害

などがあげられます。

気象庁では、降灰予報を出して注意を呼びかけますが、現在では「いつ、どの地域に、どのくらい、火山灰が降るか」という降灰量の情報を加えた予報となりました。

噴火警戒レベルが上がると、気象条件などをシュミレーションした降灰予報を出すようになっています。

事前にある程度予測できれば、マスクなどを着用することや、屋内への事前避難、車へのカバーなどの対策をとることもできます。

灰を吸い込むことによる健康被害は、せきやのどの痛み、目の痛みなどが多く、長時間吸い込んでしまうと呼吸器官にダメージを与えてしまいます。

乳幼児などは絶対に屋外に出さないことが大切です。

降灰の状況により適切な対策をとる必要がありますが、無理な運転や外出は控えるのが、減災対策になると思います。

ただ、近隣火山の大規模噴火では、このような対策はとっている時間などはないかも知れませんので、状況に応じ、適切な事前対策を火山予報でつかんでおくのが重要です。

全国にある活火山は110に及んでいますが、噴火警戒レベルが高く、入山規制を行っている火山もあります。

火山では、噴火の警戒状況をつかむことが大切です。

テレビやラジオ、市町村の防災無線などの情報をこまかく確認して、降灰による健康被害を極力少なくする対策をしなくてはなりませんね!






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