土石流の危険と対策

土石流の危険と対策 | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

土石流とは、豪雨によって山間部の川の石や付近の山肌が崩落して、土砂や倒木が水と一緒に一気に下流へ流れてくる土砂災害です。

下流域では雨が降っていなくても、上流で発生した土石流が、下流部に被害をもたらす場合もある恐ろしい災害です。

上流部で激しい雨が降った場合などは、下流部では厳重な警戒対策が必要になります！

土石流は豪雨で起こる場合のほかに、地震などで山肌が崩れ、堰き止められた川で起こる場合もあります。

両側が急な斜面の山に囲まれた渓流に多く発生する場合が多く、流れる速さは乗用車ほどの速度があると言われています。

このような条件に合う下流域では、土石流に気を付けなくてはなりません。

過去に土石流が起こった場所では、繰り返して起こる危険性もあるために「砂防ダム」を作って対策をしています。

土石流の特徴の一つには、大きな石や倒木を巻き込んで流れてくるということでしょう。

これが被害拡大の大きな要因にもなっています。

大雨が降って、土石流の危険が出てきた場合には、すぐにその場を離れて高台などに避難する対策が必要です。

土石流は予測が難しいために、避難対策や警戒情報などが遅れてしまう場合があるかも知れません。

日常、雨が降らなかったりすればあまり土石流のことは考えませんが、地形的に危険な場所はハザードマップや地図で確認しておくのも防災対策の一つです。

川の下流に大きな石が多くあったり、川の上流が谷のようになっていれば過去に土石流が起こっていたかも知れません。

ここ数年の集中豪雨は、「何十年に一度の豪雨」という表現が多く使われるように思います。

それだけ異常気象になっているのかも知れません。

災害に対する対策は、常に、起こりそうな災害の知識を少しでも学んでおくことが大切だと思います。

土石流にしても、なかなか発生の仕組みをわかっている方は多くはいないでしょう。

「知っておく」事は、災害対策においても重要な要素だと思いますので、少しでも知識を持って災害に対しての対策をしてほしいと思います。

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