警察通報用電話とは？ | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

出典：京都府警察 http://www.pref.kyoto.jp/fukei/site/tusi_c/hataraki/

警察通報用電話とは、いわゆる「１１０番」のことで、事件や事故が発生した時の緊急通報用の電話番号のことをいいます。

１１０番の番号に通報すると、日本全国のどこからでも、どの電話からでも、かけた場所を管轄している警察又は警察本部の指令センターにつながります。

また、かけた電話番号や、固定電話ならば住所も特定されるようになっていて、もしも途中で切れてしまっても警察官を急行させることが出来るようになっています。

現在は、携帯電話でもほぼ場所の特定が出来るようになったようです。

１１０番通報の電話は、すべて警察本部通信指令センターにつながります。

電話を受けているのは「受令台」と言われるところで、第一声が「はい警察です。事件ですか？事故ですか？」です。

通報者が質問されている段階で、すでに別な共通の端末装置を持った「指令台」では、パトカーなどに対して入電情報や事件、事故情報を無線などを使って知らせています。

また、ＡＶＭ（車両動態表示システム。指令センターで車両の位置や状況などを把握し、車両を効率的に運行・管理するシステム）などを使用して、直近のパトカーや所轄警察署に指令を送ります。

言葉ではちょっと難しいシステムですが、現在、警察や消防ではこのようなハイテク装置を使って、効率よく運用しているのです。

１１０番や１１９番では、慌ててしまう事が多く、住所などを言えない場合もあるそうです。

こうした場合にも、指令センターの機器は対応して、なるべく早く現場へ急ぐ対策がなされています。

１１０番が警察緊急通報用、１１９番が消防緊急通報用、１１８番が海上事故用となっています。

例えば警察にしか通報しない場合でも、事故の状況などによっては消防にも警察から連絡が行き、逆の場合でも消防から警察へという具合に連携がとられています。

悲しい事は、どちらもいたずらが多いと言う事です。

その対応中に万が一本当の緊急通報があれば、それだけ出動も遅れてしまいます。

自覚とモラルを持った行動が必要ですね！

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