手配車両を逃さないNシステム | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

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Nシステムとは、正式には「自動車ナンバー自動読取装置」という長い名前で、走行中の自動車のナンバープレートを自動的に読み取り、手配車両のナンバーと照合するシステムです。

手配車両の追跡に用いられ、犯罪捜査の重大な手がかりとなることもある、警察にとってはなくてはならないシステムです。

ナンバー（Number）の頭文字をとって、Nシステムと呼ばれています。

Nシステムは、警察が設置するもので、高速道路・主要国道・火力・原子力発電所付近・国の主要機関や米軍、自衛隊基地付近、空港付近などに設置されています。

手配犯などが逃亡する経路は、高速道路や主要国道などを使う場合が多い、あるいは空港から国外にといったケースも考えられます。

そうした場合に、いち早く察知追跡も可能な場所に設置されているわけです。

Nシステムは、２輪車を除く通過したすべての車両ナンバーを記録しています。

手配ナンバーとの照合が一致すると、警察の指令本部や近くのパトカーなどに通報が行くシステムになっており、機動的な展開が出来るのもNシステムの特徴です。

Nシステムと混同されるのが、国土交通省が設置しているTシステム。

こちらは交通状態を監視するもので、Tシステム２間の通過時間などを測定して交通状態を把握しています。

NシステムもTシステムも見かけはよくわかりませんが、どちらも路上にズラリと並んでいますので、見かけている方は多いでしょう。

Nシステムは、一時プライベート問題にもなった事があり、そのデータの扱いには非常に気を使っていると言われています。

過去には数々の重大事件にも使われていた実績もあり、凶悪事件の解決などに今後も用いられることは間違いありません。

システム自体は改良され、より精度の良いもの（新しいナンバーの登場などの追加）で運用されていると言う事です。

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