チャイルドシートの必要性と注意点
助手席に身体1つで乗れるようになるのは身長140センチぐらいからです。
男女差がありますが、年齢にすればだいたい10歳半11歳程度といわれています。
助手席で子供を抱っこして乗ることは禁止されていますが、それにもちゃんと理由があります。
時速40キロで衝突したとき、体にかかる衝撃が体重の30倍以上にもなると言われているからです。
助手席でシートベルトを正しく装着できていないとどうなるでしょうか?
シートベルトの機能を十分に発揮することができません。
小さい子供なら体がベルトをすり抜けたり、ベルトが首にかかっていれば思わぬ大けがにつながります。
また、助手席でチャイルドシートを使うと、事故時のエアバッグ衝撃をもろに受けて非常に危険です。
チャイルドシートの取扱書には前方エアバッグがついてる座席での使用は禁止と書かれています。
どうしても助手席に乗せなければならない時があるかもしれません。
そんな時は車の説明書を確認して座席を一番後ろまで下げ、必ず前向きに設置をして下さい。
エアバッグをキャンセルできるものもあります、これは安全性も含めてディーラーに相談しましょう。
ジュニアシートを選ぶポイント
背もたれ付きで体全体をガードしてくれるタイプのジュニアシートは、4歳以上から使えるものが多いです。
ほとんどの説明書には前方エアバッグが装備された座席での使用禁止と書かれているかと思います。
理由はチャイルドシートと同じです。
また、体を固定せず転寝していると体勢が崩れてしまっています。
そのままの状態で事故が起きるとシートベルト機能が発揮できないため、非常に危険です。
安全性という意味では7歳ごろまで使える5点式ベルトのチャイルドシートを選ぶのもひとつの方法です。
背もたれ付きジュニアシートは大体100~150センチ以下の身長の子を対象に作られています。
窮屈に思えるかもしれませんが、背もたれを上げるたび肩幅が広くなります。
シートベルトが適切な位置に来るよう座るのが難しければ、背もたれ付きジュニアシートをつかってみるといいでしょう。
おしりの下において座高を底上げしてくれるブースターシートは注意が必要です。
身長120センチぐらいの子供が使っても、製品によっては肩ベルトが首にかかったりして危険です。
海外では助手席はキラーシートと呼ばれてる地域もあります。
そこでは10歳ぐらいの子を助手席に乗せていけないと定められています。
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