【災害対策】割れた窓ガラスで怪我をしない対策を! | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜
【窓ガラスの防災対策を怠ると二次災害の原因になる!】
東日本大震災以降、自宅に災害時持ち出し用の備蓄品を用意しておく家庭も増えました。
日本人の災害に対する意識はどんどん高まってきています。
しかし災害時持ち出し袋を用意しただけで災害対策が終わるわけではありません。
いつ災害が起きても対策できるよう、自宅にもキチンと災害対策を施しておくことが重要なのです。
特に注意したいのが、窓ガラスの破損による二次災害です。
台風や地震といった自然災害が起こると、窓ガラスはいとも簡単に割れてしまいます。
割れた破片が飛び散って体に刺さったり、ガラスの破片を踏みつけて足を切ってしまうなどの恐れがあります。
窓ガラスの破損は多くの二次災害を生むのです。
こうした被害を最小限に押さえるためにも、窓ガラスには飛散防止対策を施しておきましょう。
飛散防止対策とは、万が一ガラスが割れてしまった時でも、大きな破片が飛び散らないようにすることです。
ナイフのような切れ味をもった巨大なガラス片が床に落ちないように対策すれば、ガラス片を踏みつけて怪我をするような事故を減らすことができます。
【窓ガラスの飛散防止対策にはどのような方法があるの?】
窓ガラスの飛散防止対策には、2つの方法があります。
最も確実で効果が高いのは、現在の窓ガラスを丸ごと交換してしまう方法です。
通常の窓ガラスよりも、割れた時に破片が飛び散りにくい「防災ガラス」というものがあります。
窓ガラスを防災ガラスに交換すれば、自然災害でガラスが割れてしまった場合でも、ガラスの飛散による事故が起きにくくなります。
ただし窓ガラスの交換は専門の業者に依頼しなくてはならないため、交換費用が高額になることがあります。
あまりお金をかけずに窓ガラスの飛散防止対策をしたいなら、専用の窓ガラス飛散防止シートを使いましょう。
ガラス飛散防止シートを使えば、現在の窓を防災ガラスに変えることなくガラスの飛散防止対策ができます。
使い方も簡単で、自宅の窓の大きさに切ったシートを飛散防止対策したい場所の窓に貼るだけです。
ガラス飛散防止シートを貼った窓は、万が一ガラスが割れてしまっても、ガラスの破片をシートがキャッチしてくれるので安心です。
どちらの方法にも一長一短がありますので、ご自宅の事情と相談しながら決めてください。
【特に災害対策が必要なのは寝室の窓ガラス!】
ガラスの飛散防止対策は、できれば自宅の全ての窓に行ってほしい対策です。
ですが、全ての窓に飛散防止対策を施すには予算が足りないという方もいるでしょう。
そんな時はガラスの飛散防止対策は、まず最初に寝室の窓から行ってください。
特に、ベッドに接する壁に窓ガラスがある家庭は要注意です!
寝ているときに地震が起こり、突然窓ガラスが割れてしまったらどうでしょう?
寝ている人の体に鋭利なガラス片が突き刺さってしまうかもしれません。
睡眠時間は我々人間にとって最も無防備な時間です。
そんな時に使う部屋だからこそ、寝室の窓ガラスにはキチンと飛散防止対策を施す必要があるわけです。
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