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幼児の非常食は乾パンなどの「非常食」で良いの?

幼児の非常食は乾パンなどの「非常食」で良いの? | 防災図鑑.com 〜備蓄のススメ〜

幼児の非常食は乾パンなどの「非常食」で良いの?

災害時でも、できるだけ工夫しておいしい非常食を幼児に提供してあげたい・・ これは、親なら誰でも思うことではないでしょうか。

幼児にとっての食事

こども、特に幼児は、おなかがすくとパワーもぐっと落ちますし、機嫌が悪くなりますよね。

特に災害時等の非日常の場面であれば、なおさらです。

睡眠もままならず、寒さや暑さに耐えねばならず、体力の消耗ははかりしれません

また、幼児はすぐに風邪をひいてしまいます。様々な感染症に弱いです。

集団生活の場で免疫が落ちると、あっという間に鼻水じゅるじゅる、夜には高熱・・ということも大いにありえます。

体調を崩しているときに、あったかいものを食べさせられない、滋養のあるものを食べさせられない・・。

これは親にとって本当につらいものです。

避難所で供給される食事

東日本大震災のとき、三食供給されるまでに二か月近くかかった避難所もあったそうです。

当時、ニュース等で震災翌日にはパンが届けられたというような話を耳にして、今は救援物資が届くのも速いという感想を持たれた方もいるかもしれません。

しかし、いざ自分の立場に置きかえてみれば、一日一食か二食、菓子パンしか食べられないと考えると、かなり物足りなさを感じるのではないでしょうか。

しかも、体力・精神力ともに限界に達している被災時に・・・です。

ふだんの生活でも、1日中外出していて、幼児に菓子パンやおにぎりだけしか与えられないことがあると、親としては不安に思うことも多いでしょう。

明日はしっかり野菜やフルーツをとらせよう、などと考えたりしますよね。

それが明日も明後日も・・となってくれば、親としてとてもつらい状況であり、そして幼児への影響は顕著でしょう。

そのような食生活では、子供はあっという間に口内炎ができたり風邪をひいたり、不調を訴えてくることでしょう。

幼児の非常食はいわゆる「非常食」でなくても

非常食、といって真っ先に思い浮かぶのは、「乾パン」ではないでしょうか。

「乾パン」食べたことありますか?

味気なさを感じる方も多いと思いますが、日常では、「非常時に食べられるならなんでもいいだろう」と考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、食事が何日も菓子パンと乾パンだけ、というような日々が続いたら、どうでしょう。

幼児は、その場をわきまえて我慢する、ということができません

食べたくない、おいしくないと泣き叫ぶ姿も容易に想像できます。

避難所で大騒ぎされることを想像すると、胸が痛みますね。

幼児の非常食

非日常の災害時に、少しでも幼児を元気づけられるような非常食を持ち出しバッグに入れておくと、何かと安心です。

最近では、色々な缶入り非常食が発売されています。

また、パンばかりだけでなく、ごはん、硬くて噛みごたえのあるもの、おかしなど、幼児の非常食として用意しておくといいでしょう。

また、食物アレルギーを持つ幼児も多いです。

そのような幼児のいる家庭では、避難所で供給される食事がどれも食べられないこともあります。

ぜひアレルギー対応の幼児用の非常食を用意しておきましょう。

3か月ごとの毎月1日には持ち出しバッグの食品を食べるなどの習慣をつけておくと、賞味期限切れの対応にもなりますし、防災意識を家族で高めることもできるでしょう。

幼児のいる家庭こそ、しっかり非常食を蓄えて、災害に備えましょう!






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