避難者アンケートからわかったラップの便利さcooking_wrap

過去災害からわかったラップの便利さ

いつやって来るかわからない災害に備え、備蓄品や防災グッズをそろえる方も多いと思います。

過去の災害による避難生活においてアンケート調査を行うと、「あれば役立つ物」の中には意外なものが入っていたりします。

そのようなアンケートを見ると、入っているのが「ラップ類」「割りばし」「ガムテープ」などの日用品です。

中でもラップは、多用途に使いまわしも出来る便利さがあり、多くの意見があるようです。

避難所では多様に使えるラップ

震災のような突然の災害による避難所では、どうしても初期の混乱で支援物資も滞りがちになります。

まずは、自治体が準備している毛布や水などが配られますが、備蓄品などはマニュアルでそろえられた物が多く、実際に必要としている物がなかったりします。

避難所が徐々に落ち着いて来ると、さまざまな支援物資も入るようになりますが、それには数日はかかると思われます。

さまざまな日用品がそろって来るのも時間がかかるわけです。

東日本大震災の避難所では、こうした期間中で「役立った物」にラップもありました。

普段は何気に使うラップですが、災害時には食器や包み紙代わりとして「紙皿にかけて洗い物やゴミを少なくする」「すぐに食べないお菓子を包んだ」などに使うほか、密着性を利用して「紐代わりにした」などに使用した方も多かったと聞きます。

「かぶせる、包む、縛る」といった些細な事でも、避難所では「今ある物でしのぐ」工夫が必要だったのです。

初期には、たまたまあったラップを使いまわしたと思われますが、「最初からたくさんあってもよかった」という意見なのだと思います。

持ち出し袋にもラップを入れておく

軽いラップは、非常持ち出し袋に入れても邪魔になりません。

24cm長さ×20mのものなら、支援物資がそろって来るまでの初期には十分なのではないでしょうか。

防災サイトも、過去の災害から学んでいろいろと「便利な物」「役立つ物」を具体的に示せるようになって来ました。

それを使わなくてもいいと思いますが、実際の経験者の意見は、きっと役立つと思います。






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