大気汚染をおこす光化学オキシダント

entotsuphoto by：Mikael Miettinen

光化学オキシダントって何？

光化学オキシダントとは、工場や自動車から排出される有害な化合物を主体とする一次汚染物質が、太陽光を受けて光化学反応を起こすことにより発生する二次的な汚染物質の事をいいます。

簡単に言えば、大気中の有害物質が、太陽光線によって化学反応を起こし、新たな汚染物質を作り出してしまうのです。

光化学オキシダントの濃度が高くなると、目がチカチカする、のどが痛い等の健康被害がみられることがあります。

日差しが強く暑い夏場には、発生に注意が必要だと言われています。

光化学オキシダント発生には注意報・警報がある

光化学オキシダントの濃度が高くなると人体に影響があると書きましたが、健康被害が生ずるおそれがあるときは、 各都道府県知事等が注意報や警報を発令します。

それから、報道や教育機関等を通じて、住民、工場・事業場等に対して、情報の周知徹底を迅速に行うこととなっています。

 

【注意報】

光化学オキシダント測定濃度の１時間値が0.12ppm以上で、気象条件からみて、その状態が継続すると認められる場合に、大気汚染防止法第２３条第１項の規定により都道府県知事等が発令。

【警報】

各都道府県等が独自に要綱等で定めているもので、一般的には、光化学オキシダント測定濃度の１時間値が0.24ppm以上で、気象条件からみて、その状態が継続すると認められる場合に都道府県知事等が発令。

（環境省HPより）

 

光化学オキシダント注意報が出されたら

光化学オキシダント注意報が出されたら、屋外での運動は避けできるだけ外出は控え、屋内で過ごす事です。

また、家の窓を閉める等をするようにして、うがいや手洗いなどをするようにしましょう。

もしも、目の痛みやのどの痛みがとれない、手のしびれなど重症になってしまった場合には、すぐに病院に行って治療を受けるなどしなければなりません。

下記のサイトでは、リアルタイム測定データを確認する事が出来ます。

環境省大気汚染物質広域監視システム そらまめ君






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