経験から学んだ本当に必要なもの
阪神淡路大震災を経験しました。
困ったことはもちろんたくさん有ります。
水道や、ガス、電気などのライフラインが止まってしまったことによる生活への支障。
食料確保についての不安と困難。
震災発生が冬であったため、暖を取ることが出来ない辛さ。
いかに普段の生活が恵まれたものであったのかを実感しました。
そしてそのときに気づいたのが「情報」の大切さです。
一体今何が起きているのか、どれほどの被害なのか、
どの地域が震災に見舞われたのか。
電気が来ないのですから、テレビなど見られるはずもなく、ラジオを聞こうにもずいぶん使っていなかったポケットラジオは電池切れでした。
まさに防災意識のかけらも無かったのです。
車も持っていなかった私は、本当に情報が無いことがなによりも不安でした。
後日見つけた「あの防災グッズ」がそのときに有ったらと悔やまれてなりません。
一家に一台。防災ラジオ
私がその時持っていなくて心底後悔したのが、防災ラジオです。
防災ラジオとは聞きなれない言葉かもしれませんが、
目的はその名のとおりラジオ放送を聴くためのラジオです。
しかし「防災」の名前はだてではありません。
防災ラジオには自己発電機能がたいてい備わっているものです。
ラジオに回転式のハンドルがついており、それを回すことによって発電が可能なのです。
電池は内蔵式の充電池が入っていますので、電池切れの心配がありません。
それだけではなく充電地のおかげで他にも便利な機能が備わってるものが多いです。
ひとつは懐中電灯としての機能。
発電した電気でLEDを点灯させることが出来ます。
災害時には夜の暗闇がとても不安になります。
たとえ懐中電灯があったとしても、電池切れが心配で一晩中ともしておく事など出来ませんが、すぐに充電できるというのはとても心強いものです。
また、当時はそれほど普及していなかったのですが、今や究極の防災グッズとも言える携帯電話。
しかし携帯電話とて充電が切れてしまえばただの箱に過ぎません。
防災のために発電機を買っておく、というのはちょっと大変ですが、防災ラジオなら自分で発電した電気で、携帯電話を充電するという機能ももちあわせている機種があります。
ラジオからの情報と、携帯電話からの情報があれば、とりあえず不安はかなり軽減されると思います。
高いものでは有りませんので、是非防災袋に入れておくことをお薦めします。
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