災害時の避難所とは？注意点などをまとめます266918

避難所とは何か？

避難所とは、災害によって住宅を失ったり、危険が生じる可能性がある人が一定期間避難生活をする場所で、一時的に避難する公園などの避難場所とはちがいます。

避難所には、地域住民だけではなく、たまたま観光に訪れた人なども対象になります。

避難所に指定されるのは、地域防災計画の中でしていされた公民館や体育館、学校などです。

あまりにも災害が大きいと、指定避難所だけでは収容できなくなり、旅館やホテルなどを借り上げたりする場合もあります。

東日本大震災では、このような事例が多々ありました。

避難所の運営

避難所の運営は、災害初期では自治体が中心に立ち上げられますが、一定期間すると、避難者の自主運営組織やボランティアにまかされていくケースがほとんどのようです。

市町村の防災マニュアルにもよると思いますが、運営組織自体細かく組織図で構成され、一つの自治会のような組織になります。

学校の体育館などは、大きなワンフロアですから細かな分け方は難しいと思われますが、学校などを使用できる場合は、要介護者、乳幼児世帯、外国人などを教室ごとに分散させる方法もあります。

混乱の中での避難ですから、最初はなかなかうまく行かなかったりするようですが、徐々に運営に自主参加してくれる方も増えるそうで、長期の場合、２週間ほどするとしっかり動いて行くと聞いたことがあります。

季節的な寒さや、トイレは大きな問題になるそうですが、仮設トイレなどがたくさん補充されれば解決していきます。

避難所での注意点

避難所でとりわけ考えなくてはならないのが、高齢者への配慮といわれています。

慣れない環境での生活で、持病が悪化したり、トイレに行くのを控えたいために水分を取らなかったりして、逆に体調を崩したケースは東日本大震災の避難所でも多く見られたそうです。

季節がら、支給された毛布を干せなかったり、窮屈な態勢によるエコノミー症候群などの事例もあったそうです。

万が一このような避難所での生活をせざるをえなくなれば、さまざまな問題にも直面すると思いますが、日頃の防災知識を使って乗り切ることが大切になって来るのではないでしょうか。






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